韓国人の皆さん、平和に暮らせませんか?


今回のシドニーにおける慰安婦像設置運動に対し、ほとんどの日本人は次のように考えています。日本人メンバーばかりではなく、オーストラリア人のメンバーにも意見を聞いて、韓国人の方々に対するメッセージをまとめました。韓国以外の国の方々にもぜひ読んでいただきたいと思います。



韓国人の皆さん、平和に暮らせませんか?

~また再びの慰安婦像設置問題をめぐって~

AJCN代表 山岡鉄秀


残念なことに、シドニーで再び、韓国系反日団体が慰安婦像を建てようと活動しています。彼らは、昨年末の慰安婦問題に関する日韓両政府による、この問題を不可逆的に解決するという合意に「屈辱」だと反発し、世界中で慰安婦像の数を増やすと宣言した、北朝鮮との繋がりを指摘されている挺対協と連動しています。日韓合意に反対するのは勝手ですが、関係のない第三国で、地域の融和を乱す敵対的な行動を取ることは極めて不適切です。昨年、韓国系の住民の多いストラスフィールドの市議会において、コミュニティの和を乱すべきではないという理由で慰安婦像設置要求が却下されました。しかし、そうしたマジョリティーの意見を無視し、言論の自由を悪用して日本を貶めるために活動している一部の人たちによって、心ある韓国系の人たちまでもが反日であると誤解されてしまうことは遺憾です。

この反日団体に属する韓国人たちは、我々が反対していることについて、「日本人が反対するのは、過去の蛮行をばらされたくないからだ」と言っています。これは常々感じることですが、彼らは歴史的事実を検証することには興味がないようです。驚くべきことに、日本では完全に作り話と認定され、朝日新聞も記事を取り消して謝罪した「朝鮮半島で女性狩りを行ったという吉田清治」なる人物の証言が、韓国ではつい最近まで事実として大学受験生向けの教育テレビで教えられていたことがわかりました。米国公文書図書館で見つかった記録によると、戦争中に米軍に捕獲された朝鮮人捕虜が異口同音に「出会った慰安婦はみな自主的な志願か、親に売られた娘たちで、それは朝鮮の文化では普通のことだった。もし、日本人が暴力的に女たちを拉致しようとしたら、朝鮮の男たちは老若を問わず、死を賭して抵抗しただろう」と答えています。確かに、セオウル号事件の時の家族の行動を見れば、当時の朝鮮人が無抵抗だったとは到底想像できません。まして、当時の朝鮮半島の警察官のほとんどが朝鮮人であり、日本軍にも何十万という朝鮮人男性が志願していました。にもかかわらず、女性の強制連行に抵抗した暴動はひとつも記録されていないのです。この事実ひとつを見ても、吉田清治の証言が全くのでたらめだったことがわかりますが(吉田自身がフィクションだと認めました)、実は、一番最初に「吉田証言が事実ではない」と発表したのは、実際に済州島などで調査した韓国人ジャーナリストだったのです。

我々はべつに、豪州で歴史論争をする気持ちはありません。しかし、豪州に暮らしている戦後生まれの我々にはまったく関係のない過去の出来事であり、日本政府がすでに何度も謝罪していることに関して、現在もシドニーなどでデモ活動が続けられている上、慰安婦像が建つことなどによって日系の子供たちが学校で虐められるようになることなどを黙ってみているわけにはいきません。つい最近、慰安婦像設置予定地である教会の牧師さんが、我々日本人のことを犯罪者と呼ぶような発言をしている動画がインターネット上にあげられましたが、それを観た、クリスチャンの日本人や地元のオーストラリア人がどれだけ悲しい思いをしたかご存知でしょうか?
韓国軍の兵士たちが朝鮮戦争やベトナム戦争で女性を虐殺したことに関して、シドニーの韓国領事館前で毎月デモ活動をされ、朝鮮戦争やベトナム戦争時の慰安婦像を世界中に設置する、と言われたら、韓国系の方々はどう感じるでしょうか?

彼らは、韓国自身がしてきたことを知らないのか、それとも、知らないふりをしているのでしょうか?朝鮮戦争中、パク・クネ大統領の父親であるパク・チョンヒの大統領命で韓国軍経営による国連軍向けと韓国軍向けの慰安所が作られ、女性達は「慰安婦」「洋公主(ヤンゴンジュ)」と呼ばれていました。また、ベトナム戦争中には、韓国軍により多くのベトナム人女性が強姦された挙句に惨殺されたり、売春婦として働かされ、ライダイハンと呼ばれる何千人もの混血児を残しました。彼らは韓国兵に見捨てられた末、ベトナム社会で差別され、肩身の狭い思いをしながら生きています。これらは検証された事実で、ベトナムに行くと、今でも韓国軍の蛮行を描写した記念碑を見ることができます。一方、女性の人権問題は現在も深刻です。韓国の国会議員が「10万人の韓国人女性が海外で売春をしている」と発言しましたが、そのうち5万人が日本で働いていると言われ、北米でも多くの韓国人売春婦が当局の摘発を受けています。韓国の人口比を考えれば、驚くべき人数だと言えるでしょう。ここシドニーでも1千人ともいわれる韓国人女性が売春をしていますが、彼女たちの多くは高金利の借金漬けになって身動きが取れなくなっているのです。彼女たちを搾取しているのは韓国人のブローカーです。

慰安婦像を建てて日本を糾弾しようとしている韓国人たちは、現在、目の前で搾取されている韓国人娼婦たちを救う努力をしているのでしょうか?我々は、人種を問わず、戦争中に苦労した全ての女性に深い同情の念を持つべきです。そして、現在の問題に共同で対処すべきです。他民族を攻撃して、豪州が誇る多民族主義を脅かしている時ではありません。
豪州の日本人はこれまで、どの人種ともいさかいを起こさず、平和に暮らしてきました。しかし、一部の韓国人による反日運動が始まって以来、韓国系の店やレストランを避ける日本人が増えていることは大変残念です。今まで仲良くしていた韓国系の友人や配偶者との間に亀裂が生じて悲しんでいる日本人も多くいます。豪州に住んでいる日本人、韓国人にとっては、この国でいかに調和し協力しあって生きていくかの方が大切なはずです。我々は心ある韓国系の人たちと共に、この国の平和と未来を守っていきたいと願っています。

ベトナムに残る韓国軍による現地人虐殺記念碑




反日団体を支援するUniting Churchに対する抗議の手紙について


シドニーでの慰安婦像設置問題再燃については、産経新聞でも報道されました。

豪州シドニー郊外で慰安婦像計画が再燃 日韓合意反発の団体が進める 「日本人へ中傷やいじめの可能性」と在住邦人懸念
http://www.sankei.com/world/news/160704/wor1607040040-n1.html


AJCNはすでにこの問題に対する対処をスタートさせています。以下に追加情報を記載します。

韓国の挺対協に指導された反日グループFCWA (Friends of ‘Comfort Women’ in Australia: http://www.sysochu.com/)は、ストラスフィールド市に慰安婦像設置を持ち掛けて失敗したKACA(The Korean Committee of United Austral Korean-Chinese alliance against Japanese War Crimes: http://designbank.wix.com/korean-and-chinese) とシドニー韓人会(KSSA: http://www.koreanet.org.au/) のメンバーで構成されています。彼らの目的は6月1日のシドニー水曜デモで配布されたパンフレットおよび彼らのサイトやFacebookでの主張を見れば明らかです。(https://www.facebook.com/groups/568984686589547/) 

それは、昨年末の慰安婦問題に関する日韓合意の破棄と元慰安婦に対する彼らの言うところの本質的解決です。具体的には日本政府の陳謝と賠償が主な目的ですが、これは韓国政府と対立しつつある挺対協の主張そのもので、未来永劫日本と日本国民を貶め続けることを目的としています。FCWAのメンバーは比較的若く、韓国の反日教育と偏った情報による思い込みに突き動かされているように見えます。韓人会の運営委員会でも像設置に1/3が反対し、韓人会内部も意見が割れています。

FCWAは、8月6日にまず韓人会館敷地内に像を設置、完成させ、その後Ashfieldのthe Uniting Churchに移設する計画で、すでに教会のBill Crews牧師の了解を得ているようです。この牧師は宗教家でありながら、反日組織をサポートし、像を公道に面したバス停のそばに、公衆に見えるように建てると反日グループのサイトとFacebookで語っています。(https://www.youtube.com/watch?v=B4MGmbPirNs)

彼はこのインターネットで公開されたビデオの中で、「彼ら(加害者たち)は(慰安婦像を)無視するか、謝罪するかです。私は彼らが謝罪することを望みます」と述べています。ここで問題なのは、Bill Crews牧師が使ったPerpetratorという言葉です。Perpetrator =加害者、犯人というのは誰のことでしょうか?慰安婦を利用した日本兵?それならほとんどの方々は亡くなっています。もしかして、日本政府?でも日本政府はすでに何度も道義的な見地から謝罪しています。それとも在豪、在外を問わず日本人に謝罪を求めているのでしょうか。I hope they apologise. と、現在形それも複数形ですから、やはり私たち現代の日本人への威圧的なメッセージと受け取るべきでしょう。

我々はBill Crews牧師に、教会が特定団体の政治的活動に関与すべきではないと訴え、慰安婦が日本軍だけのものではないことも説明しました。最近では韓国が独自の慰安婦システムを朝鮮戦争、ベトナム戦争で使っていたことが明らかになっており、122人の朝鮮戦争時の韓国人慰安婦が韓国政府を訴えています。特にベトナム戦争では、韓国人兵士が多くの女性をレイプし、虐殺しました。その結果レイプ被害者やベトナム人慰安婦が産んだり、現地婚の末に捨てられた1500人から最大3万人のライ・ダイ・ハンと呼ばれる混血児が存在します。彼らはその出自ゆえベトナム社会で避けられ、差別されています。韓国メディアはこれらをほとんど黙殺し、韓国兵の残虐な行為について、韓国政府はベトナムに対して一切の謝罪も賠償もしていません。

Bill Crews牧師はAJCNとの交信によってもたらされた上記のような情報を知りながら、また教会内部からの反対の声も無視して、反日グループを支援する姿勢を崩していません。





産経新聞の報道以来、AJCNには「抗議の手紙をどこに送ったらいいか?」という問い合わせが多く届いていますので、下記のようにお知らせします。皆様のご支援に深謝いたします。

宛先は以下の通りです。E-mailは必ずCC(2か所)も入れてください。

住所:Rev Bill Crews
            180 Liverpool Rd. Ashfield,NSW,2131 Australia
e-mail: info@ashfieldparishmission.com.au
cc: billc@exodusfoundation.net, enquiries@nat.uca.org.au


(参考英文例)
下記は参考文例ですが、コピペではなく、極力皆さまご自身の言葉で訴えて頂けますようお願いいたします。

1. 教会は政治活動に介入すべきではない。
Church should not be involved in any political activities.
     
2. 中国の日豪米を分断する政治的戦術に利用されるべきではない。
The Uniting Church should not aid Chinese Communist Party trying to break the alliance among Japan, Australia and the U.S.

3. 海外の政治問題をオーストラリアに持ち込み、オーストラリアのコミュニティを分断すべきではない。
The Uniting Church should not divide the local community by importing the international political disputes.
   
4. 韓国の朝鮮戦争やベトナム戦争での女性に対する残虐行為に対する行為を棚上げにして、日本人だけを取り上げ攻撃するのは差別行為である。
It is a form of racial discrimination to single out the Japanese by ignoring all the cruel acts against women committed by the South Korean troops during Korea War and Vietnam War.

5. 慰安婦像が設置されようとした隣町のストラスフィールド市での例を学び、オーストラリアのマルチカルチャラル文化を守るべきである。
We must learn from the case of Strathfield City, where they rejected a proposal of erecting a Comfort Woman statue, in order to protect multiculturalism in Australia.

6. 米国で慰安婦像が建った後の日本人の子女に対するいじめや差別をオーストラリアでも再現することに反対する。
You should not induce the bullying and discrimination against Japanese children in Australia, like what really happened in the cities in the US where statues were already erected.




反日グループの’水曜デモ’活発化とシドニーにおける慰安婦像設置問題再燃!



昨年8月11日のストラスフィールド市の特別市議会で否決された慰安婦像設置問題が再燃している。
昨年末12月28日に日韓両政府が慰安婦問題に関する日韓合意を発表したが、それ以来韓国ばかりでなく、全世界でこの合意に反対する’水曜デモ’(毎月第1水曜日、日本の在外公館前での実施)が活発化している。ここ豪州でも1月からシドニーとブリスベンで実施されている。最近2か月ほど開催されなかったが、6月1日にはシドニー(シドニー総領事館前)で14人、ブリスベン7名(クイーンストリート・ショッピングモール)の参加で、プラカード、パネル、バナー、チラシを準備し以前より充実したものであった。ブリスベンでは、シドニーでの「国際女性デー」(3月12日)の行進に使用された白いチョゴリに黒いチマ(スカート)別名、柳寛順(ユ・クァンスン)烈士韓服を着た韓人女性 2人も参加した。反日団体がシドニーとブリスベンで連携していることがわかる。

5月19・20日と二つの韓国メディアがシドニーでも日韓合意に反対し、慰安婦問題の本質的解決を求めるため、慰安婦像が設置されることになったと報じた。
シドニーの反日団体は「Friends of ‘Comfort Women’ in Australia」を名乗っている。5月17日に開催された韓人会の運営委員会で12対4で慰安婦像設置を決定、8月6日にシドニーCroydon Parkにある韓人会館敷地内に慰安婦像の完成を祝う除幕式を行う、この式典には挺身隊問題対策協議会ユン・ミヒャン代表、城南市イ・ジョミョン市長、慰安婦少女作家など韓国側で40名ほどが参加する予定とのことである。またそのあとAshfieldのUniting Church(合同教会)の敷地に像を移設することを計画しており、すでにこの教会のBill Crews牧師の許可を取り付けていることがわかっている。

慰安婦像設置については、反日団体は挺対協と城南市の支援を受けており、ストラスフィールド市での慰安婦像設置を推進し、失敗した反日団体KACA(The Korean Committee of United Austral Korean-Chinese Alliance Against Japanese War Crimes) のChairman であるLuke Song氏も参加している。

Uniting Church が日韓合意破棄を主張する韓国系反日団体に協力し、教会敷地内の公道に面した位置に慰安婦像を建てることに合意したことは、同教会内関係者に大きな波紋を広げている。
Bill Crews牧師は、昨年、ストラスフィールド市の住民のマジョリティが慰安婦像に反対し、市議会が否決した事実を知りながら、「犯罪者達(perpetrators=日本人)は慰安婦像を無視するか謝罪するしかない。謝罪することを期待している」とインターネット上の動画で公言している。

反日グループのポスター



今回の慰安婦像設置阻止の活動には費用がかかります。AJCNの活動に賛同する皆さんから浄財をご寄付願えれば幸いです。
日本の口座についてはサイト内寄付口座のご案内を参照ください。




アゴラ投稿記事のご紹介


201652


AJCN代表および事務局長名で言論プラットフォーム「アゴラ」に投稿した記事4本をご紹介いたします。


日韓合意と最近の豪州潜水艦プロジェクトの失注については特に多くの方に読んでいただいております。
AJCNは豪州をベースとして活動しており、メンバー全員、豪州の政治、経済、ビジネス、社会状況に常日頃接し、豪州の常識を熟知しています。日本の方々とはまた異なる視点、切り口での記事を今後も投稿したいと考えておりますので、AJCNのブログと併せてお読みいただければと存じます。


・失注で良かった!豪州潜水艦  


・さらば 三菱自動車! なぜ不祥事を防げないのか             


・慰安婦合意:「肉を切らせて骨を絶つ」論はあり得ない 


・日本人が知らない慰安婦問題に関する日韓合意の意味 








驚愕!今も続く朝日新聞慰安婦強制プロパガンダの姑息


2016年5月1日

AJCN Report


AJCN代表 山岡鉄秀


正論2016年5月号(4月1日発売)に6ページにわたり、朝日新聞が現在も行っている慰安婦「強制」プロパガンダについて書いた論稿が掲載されました。この記事はスペース制限の関係でAJCNの主張の一部が割愛されていましたので、このブログではフルのオリジナル論稿をご紹介いたします。多角的な論理展開を読み取ってただければ幸甚です。この論稿で明らかにされた朝日新聞のプロパガンダについては、現在行われている対朝日新聞訴訟の法廷で追求されています。


朝日の誤報は過去の出来事ではない

去る2月16日、国連欧州本部で開かれた女子差別撤廃員会の対日審査で、外務省の杉山晋輔外務審議官が明言したように、今や世界中に流布された「日本軍による慰安婦強制連行説」は朝日新聞の報道による影響が大であることは、国民的合意事項と言っても過言ではない。しかし、この杉山発言にせよ、「朝日の重大な誤報と世界的影響」を過去の出来事と捉えている印象を覚える。朝日の反省を求める裁判も複数起こされているが、「朝日は日本国内では読者向けに謝罪したが、海外向けの謝罪と訂正が不十分」という原告側の立論は、重大なポイントを見落としていると言わざるをえない。それは、朝日の慰安婦強制プロパガンダは、戦略を変えて、現在なお進行中であるという事実である。


論点すり替えはとっくになされていたが

朝日が謝罪し、複数の記事を取り下げたと言っても、吉田清治の証言に代表されるような、暴力的な強制連行が、少なくとも朝鮮半島ではなかったと認めただけで、全体として見れば「広義の強制性」があったと論点をすり替えたことは周知である。朝日による「広義の強制性」とは、1997年3月31日の慰安婦特集によれば、「「強制」を「強制連行」に限定する理由はない。強制性が問われるのは、いかに元慰安婦の「人身の自由」が侵害され、その尊厳が踏みにじられたか、という点からだ。」とし、その例としては、「悪い業者に騙されて慰安所で働かされたり、慰安所にとどまることを物理的、心理的に強いられていた場合」だという。このスタンスは2014年8月の特集記事でも踏襲している。1993年ごろからは、吉田証言の信ぴょう性に疑問を抱き、「強制連行」という言葉を意識的に使わないようにしてきた、とのことだから、朝日は少なくとも、自らが当初主張していた「狭義の強制性である強制連行」と後に作り出した「広義の強制性」の違いを認識していたことになる。


今明らかになる朝日の新戦略

今回改めて、昨年末の慰安婦日韓合意以降の朝日の日本語記事および英語記事の検証をすべく、AJCN事務局長に朝日新聞デジタルの検索を依頼した。やがて送られて来た慰安婦関連十数本の記事の日本語版と英語版を比べてみると、奇妙なことに気が付いた。なんとなく英文の方が長い印象を受けるのである。よく見ると、日本語版には一度も登場しないが、対となる英語版には必ず判で押したように挿入されている文があることがわかった。その部分を時系列で並べてみると、次のようになる。
(1月2日)・comfort women, who were forced to provide sex to Japanese soldiers before and during World War II
     第二次大戦前、および戦時中に、日本兵にセックスの供与を強制された慰安婦

(1月2日)・comfort women, who were forced to provide sex to imperial Japanese military personnel before and during World War II.
     第二次大戦前、および戦時中に、帝国日本軍人にセックスの供与を強制された慰安婦

(1月3日)・comfort women, a euphemism for women who were forced to provide sex to Japanese troops before and during World War II 
                    第二次大戦前、および大戦中に、日本軍部隊にセックスの供与を強制された女性の婉曲表現である慰安婦

(1月6日)・Comfort women is euphemism for women who were forced to provide sex to Imperial Japanese troops before and during the war. Many of the women came from the Korean Peninsula.
     慰安婦とは、戦前および戦中に日本軍部隊にセックスの供与を強制された女性達の婉曲表現である。女性たちの多くは朝鮮半島からであった。

(1月6日)・such women who were forced to provide sex to wartime Japanese soldiers.
     戦時中の日本兵にセックスの供与を強制されたそれらの女性達

(1月6日)・comfort women, who were forced to provide sex to wartime Japanese soldiers
     戦時中の日本兵にセックスの供与を強制された慰安婦

(1月15日)・“Comfort women” is a euphemism for women, including many Koreans, who were forced to provide sex to Japanese soldiers before and during World War II. 
     慰安婦は、第二次大戦前および大戦中に日本兵にセックスの供与を強制された、多くの韓国人を含む女性の婉曲表現である。

(1月27日)・"Comfort women" is a euphemism for women, many of them from the Korean Peninsula, who were forced to provide sex to Japanese troops before and during World War II.
     慰安婦は、第二次大戦前および大戦中に日本軍部隊にセックスの供与を強制された、多くが朝鮮半島からの女性の婉曲表現である。

(1月27日)・“Comfort women,” as they are euphemistically called, were forced to provide sex for Japanese soldiers before and during World War II. Many of them were from the Korean Peninsula, which was under Japanese colonial rule until the end of the war. 
     婉曲的な呼び名である慰安婦は、第二次大戦前および大戦中に日本兵のためにセックスの供与を強制された。その多くは、1910年から1945年まで日本の植民地だった朝鮮半島からだった。

(2月2日)・Comfort women refer to those who were forced to provide sex for Japanese troops before and during World War II. Many of them were from the Korean Peninsula, which was under Japanese colonial rule from 1910 to 1945. 
     慰安婦とは、第二次大戦前および大戦中に日本軍部隊のためにセックスの供与を強制された女性たちを意味する。その多くは、1910年から1945年まで日本の植民地だった朝鮮半島からだった。

(2月5日)・comfort women, a euphemism for women who were forced to provide sex to members of the imperial Japanese military before and during World War II. 
     第二次大戦前および大戦中に日本皇軍の構成員にセックスの供与を強制された女性達への婉曲表現である慰安婦

(2月8日)・Comfort women is a euphemism for women who were forced to provide sex for Japanese troops before and during World War II. Many were from the Korean Peninsula, which was under Japanese colonial rule from 1910 to 1945. 
     慰安婦とは、第二次大戦前および大戦中に日本軍部隊にセックスの供与を強制された女性達の婉曲表現である。その多くは、1910年から1945年まで日本の植民地だった朝鮮半島からだった。


繰り返すが、これらのほとんど同一の文は、日本語版には全く現れず、英語版のみに挿入されている。では具体的に記事を見てみよう。


大統領府が談話、世論沈静化図る 日韓合意受け2度目 (2016年1月1日)
これは、慰安婦日韓合意を受け、韓国大統領府が1月31日に国民に理解を求める2度目のメッセージを発表したという記事である。この日本語版記事は次の一文で終わっている。
「(大使館前の)少女像に関しては、移転を事前に約束したとの「合意は無い」と明確に否定した。」 ところがこの記事の英語版は、この一文を次のように書いている。

「大統領府は、第二次大戦前および大戦中に日本帝国軍人にセックスの供与を強制された慰安婦を象徴するために建てられた像の移転を約束したとの「合意は無い」と語った。」 (英語を日本語に翻訳 以下同)
さらに、この記事は学生や野党がこの合意に強力に反対していることを続けて伝えている。日本語版にはない。やはり、英語版の方がより多くの情報を伝えているのである。


「強制連行は確認できず」政府、国連委に答弁書 慰安婦問題 (2016年2月2日)
この記事は、タイトル通り、日本政府が国連女子差別撤廃委員会に対し、政府の調査では日本軍や政府による慰安婦の強制連行は確認できなかったとする答弁書を提出し、16日の党委員会会合で、杉山晋輔外務審議官が趣旨を説明することを検討していることを伝えるものである。この英語版の記事が、やはりずっと長い。そして奇妙なことに、慰安婦強制連行の虚偽は日本政府がありとあらゆる資料にあたって出した結論であると述べたというパラグラフの後に、突然次の文が挿入されている。

「慰安婦とは、第二次大戦前および大戦中に日本軍部隊のためにセックスの供与を強制された女性たちを意味する。その多くは、1910年から1945年まで日本の植民地だった朝鮮半島からだった。」
つまり、わざわざ日本政府の見解を真っ向から否定する説明文を唐突に挿入しているのだ。もちろん日本語版には現れない。


慰安婦日韓合意の反対者らが集会 (2016年2月8日)
これは、「頑張れ日本!全国行動委員会」が2月7日に永田町で慰安婦日韓合意を批判する立場から開いた集会の内容を伝える記事である。日本語版は、西岡力東京基督教大学教授の発言を次のように報じている
西岡氏は「安全保障や日本の名誉にかかわることは足して二で割るようなことは成り立たない。国連、国際社会で相互批判を控えるとしたことは未来に禍根を残す」。
英語版は、上記の西岡氏の発言の前に、突然次の文を挿入している。

「慰安婦とは、第二次大戦前および大戦中に日本軍部隊にセックスの供与を強制された女性達の婉曲表現である。 その多くは、1910年から1945年まで日本の植民地だった朝鮮半島からだった。」
西岡氏といえば、言うまでもなく、早くから朝日新聞の誤報を指摘し、批判して来た慰安婦問題の第一人者である。その氏の発言を引用する直前に、何の脈絡もなく氏の意見を真っ向から否定するような文を挿入しているのである。これも日本語版にはない。

このように、たった一か月強の間の記事でも、例を挙げれば枚挙にいとまがない。普通は日本語記事が主体で、その中からメインの記事が英語に訳されそうなもので、基本的に日本語記事と英語記事の内容は同一、というのが一般的な理解ではなかろうか。朝日の場合は、慰安婦問題に関しては、あたかも英語記事が先に書かれたかのようにより詳細で、日本語記事は簡略化されてあっさりと書かれている。朝日がほとんどの日本人が読まない英語版を自社の主張発信のメインツールと位置付けていることが読み取れる。そして、以前のように「広義の強制性はあった」と正面切って議論するのではなく、日本語版の記事は無難に簡略化しておいて、英語版に文字通り判で押した様な「強制性を明確にした慰安婦の定義」を毎回記事のコンテクストとは無関係に挿入して行く。これを読む英語話者は、間違いなく慰安婦は日本軍による強制的で組織的な蛮行の被害者という印象を持つだろう。そして、それが海外メディアを通して拡散されていく。これが現在進行中の朝日の戦略だ。


朝日はこの行為をどう説明するのか?

朝日に公開質問状を送るべきと思うが、朝日の回答は想像できる。英語で慰安婦の定義を必ず挿入するのは、「慰安婦という言葉が聞きなれない英語読者の理解を助けるため」と言うだろう。だが考えて欲しい。「日本軍兵士にセックスの供与を強制された主に朝鮮半島の女性たち」という表現を読んで、「ああ、これは広義の強制のことだな、自由に辞められなかったんだろうな」と思う読者が世界中にひとりでも存在するだろうか。これは、誰が読んでも「強制連行」をも想起させる暴力的な「狭義の強制」に他ならない。「広義の強制」などという論理のすり替えをしておきながら、国民が気づかない英語の世界で「狭義の強制」を発信し続ける矛盾した行為をどう肯定するというのか?


強制売春とは言っていない

事務局長がたまりかねて私に言った。「これでは国民に隠れて強制売春を海外キャンペーンしているようなものじゃないですか!」それは早合点というものだ。売春を示唆する言葉はひとつも使っていない。海外メディアの報道ではよく見られるのだが、売春行為を強いられたのなら、娼婦(Prostitute)とか、売春宿(Brothel)といった単語が使われる。これに対して、朝日の記事は、単純に「セックスの供与を強制された」とだけ言っている。つまり、これらの女性たちが、対価を得たかどうか定かではないのである。報酬も得られず、ただ性行為を強制される女性達とは何だろうか?そう、「性奴隷」である。朝日は、「性奴隷」という言葉の使用は避けながら、「慰安婦は強制連行された性奴隷」という印象操作を英語で行っているのだ。
さらに、「多くの慰安婦は日本が植民地支配していた朝鮮半島から(from)だった」という表現にも悪意を感じる。日韓併合が植民地支配であり、その植民地の女性を搾取したという印象を与える。また、「朝鮮人だった」ではなく、「朝鮮半島からだった」という言い方は、彼女たちが朝鮮半島出身だっただけでなく、朝鮮半島から連れてこられた(強制的に連行された)という印象も与える。これらのことから、事前に戦略的に考案されたほとんど同一の文を機械的に挿入していくことが社のポリシーであることが窺える。(ちなみに、日本語記事と英語記事は同一記者の署名記事である)朝日は意図的に曖昧な表現を選んだつもりだろうが、要諦は、普通の英語話者が読んで、全体としてどういう解釈をするかであり、「連行したとは言ってない」というような理屈は通用しない。


結論

このような姑息な行為はもう、イデオロギー闘争でも、国家権力への牽制とも言えない代物ではないだろうか?
朝日新聞木村元社長は2014年8月28日に社員全員宛てに「揺るがぬ決意で」と題したメールを発信している。その中で「私は2年前に社長に就任した折から、若い世代の記者が臆することなく慰安婦問題を報道し続け、読者や販売店ASAの皆さんの間にくすぶる漠然とした不安を取り除くためにも、本社の過去の慰安婦報道にひとつの『けじめ』をつけたうえで、反転攻勢に打って出る態勢を整えるべきだと思っていました」と述べている。 
またその後の9月11日の謝罪記者会見で木村社長と同席し質疑に対応した杉浦取締役は、「強制連行は、そういった事実はないと認めた。しかしいわゆる慰安婦、自らの意志に反した形で、日本軍兵士の性の相手をさせられたという広い意味での強制性はあった」とすり替えを繰り返した。朝日のツートップは誤報を認めた後、反転攻勢の固い意志を宣言していたわけである。
そして朝日の反転攻勢とは、ジャーナリズムとして舌鋒鋭く政府を批判するのではなく、国民の目が届かないところで「日本を貶める工作」を英語で世界に向けて粛々と続けることだったのだ。これは、我々日本国民への攻撃でなくて何であろうか?

最後に、現在進行中の朝日新聞慰安婦誤報訴訟における朝日の主張を引用しておく。
「女子挺身隊が慰安婦として動員されたとの印象を与えたとしても、70年以上も前の事実であり、これによって現在の日本人の社会的評価が低下するとはいえない」
このように述べながら朝日が密かに続けるプロパガンダによって、この瞬間も日本と日本人の名誉は傷つけられている。そのことに日本人は気付いていない。
                                 
以上




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今後も日本人の意識を覚醒させることを目的とした事実に基づく情報提供を中心に、豪州含む世界と日本の関係を良くするための 活動を続けたいと考えています。




日本人が知らない朝日の慰安婦海外報道の実態



2014年8月5日と6日の紙面で朝日新聞は、慰安婦問題に関する記事について、18本を誤報として認め、取り下げました。独立検証委員会によれば取り下げるべき記事は更にもう1本あり、挺身隊混同に伴う誤報記事33本(朝日はこのうち16本を認めた)があるそうです。

9月11日に社長以下トップが謝罪していますが、これは読者に対してであり、名誉を毀損された日本国民に対してではありません。更に英語版では謝罪を発信しておりません。

原告25,700人による訴訟の第2回公判(12月17日)にて、AJCNメンバーがその後の状況について陳述したように、朝日新聞は英語版では慰安婦強制プロパガンダを展開し続けています。

日韓合意を受けて、朝日新聞英語版は2016年1月に入ってから2月8日までに慰安婦関連で14本の記事を書いています。ほとんどすべての記事(12本)に慰安婦強制の説明がスタンプで押したかのように繰り返されています。それに相当する日本語版記事には一切そのような説明はありません。
朝日新聞は、朝鮮半島では詐欺的な業者の使用によって女性を集められたので強制連行はなかったが、広義の強制性があったことは否定できないと論点をすり替えていますが、英語で補足説明もしないままにForced to provide sexという表現を常用することにより、強制連行があったという印象を現在も海外向けにばらまき続けています。朝日新聞のこのような行為が、海外における反日活動を増長させています。
その実態をAJCNが分析した資料を公開いたします。
いかに朝日新聞が報道機関の名に値しない謀略機関と化しているか、一読してお分かりになると思います。