―二つの像のポジション変更はビル・クルーズ牧師の心境の変化を表すー
2022年11月1日付ブログ記事で紹介した「ひとめでわかる『日韓併合』時代の真実」英語版は、その後AJCNによってオーストラリアの日系組織を中心に配布され、反日韓国系団体から慰安婦像を受け入れたストラスフィールドの統一教会(Uniting Church)を主宰するビル・クルーズ牧師にも2月25日に届けられた。
この時、昨年協会裏の駐車場からLiverpool通り側の教会正面空きスペースに移設された、「自由の女神像」と「慰安婦像」の位置関係に明確な変化があったことが確認された。教会側の心境の変化が読み取れたので2回にわたってレポートする。
1.「自由の女神像」と「慰安婦像」の設置場所の変化
以下に慰安婦像が2016年8月6日にアッシュフィールドの統一教会に慰安婦像が持ち込まれた時の二つの像の位置関係と昨年2022年Liverpool通り側の教会正面の敷地内に移設された位置を示す。写真上部がLiverpool通り。バス停マークあり。
2016年8月時点の二つの像の位置関係
主役は慰安婦像、自由の女神像は脇役。
2.現在Liverpool通り、教会敷地入口から見えない慰安婦像
Liverpool通りの教会前のバス停、及び慰安婦像を直視できるはずの通りからの視野に慰安婦像は入らない。自由の女神像や慰安婦像を制作し、オーストラリアでの受け入れ先をやっとのことで見出したそれぞれのグループは、統一教会裏側駐車場から、教会正面の公用地である表通りから見える位置への移設をクルーズ牧師に懇願し続けた。クルーズ牧師は二つの像の受け入れを受諾し、当時下の写真を公表し誇らしげにメッセージをメディアに発信した。移設前には駐車場正面に置かれていた慰安婦像は、教会入り口からも表通りからも見えない表側教会敷地の片隅に追いやられ、誰からも目に見える場所には、移設前に脇に追いやられていた自由の女神像が鎮座している。
Liverpool通りの慰安婦正面位置からの景色(慰安婦像が見えない)
教会敷地入り口と表通りから見える自由の女神像
そして最も人が往来しない行きどまりのスペースに置かれた慰安婦像。
敷地の片隅に置かれた慰安婦像 左のゲートには鍵がかけられ人流が止められている。
なぜ教会内で最も人の目につかない場所に慰安婦像が移設されたのか、次のレポートで考察する。
以上